Leaves

モンステラの葉に切れ込みが入らないのはなぜ?

· 最終更新日 2026/7/29

モンステラから新しい葉が開いたのに、切れ込みも穴もありません。丸いままの葉が、また一枚増えました。

店で見た大きな株は、葉が深く切れ込んで、いくつも穴が開いていました。同じ植物とは思えない形です。育て方のどこかが足りないのだろうか、と気になります。

切れ込みのない葉は、失敗の結果ではありません。株がどこまで育っているかと関わっています。

モンステラは、若いときと育ったあとで葉の形が変わる植物です。若い株の葉は小さく、切れ込みがないのが普通の姿です。

株が育つにつれて、葉は大きくなり、深い切れ込みと穴を持つようになります。

また、置き場所が暗いと、新しく出る葉に切れ込みや穴が出にくくなることがあります。ここでいう「暗い」は、日中でも窓から離れていて、葉が受け取る明るさが少ない状態です。

手元の株がまだ小さいなら、切れ込みがないこと自体は、途中の段階として説明できます。

なお、そもそも葉に穴があるのは何のためかについては、いくつかの説があり、まだ決着していません。

若い葉と成熟した葉は、形が違います

若い株の葉、育って高くなる過程、成熟した葉という三段階を示す図

植物園と大学の資料では、若い Monstera deliciosa の葉は小さく、ほとんど切れ込みがないと説明されています。株が育つと、葉は大きくなり、穴や切れ込みが現れます。

つまり、切れ込みのある葉とない葉は、別の種類でも別の品種でもありません。同じ株が、育つ段階に応じて違う形の葉を出しています。

光が足りないと、切れ込みは出にくくなります

ニューヨーク植物園の回答は、切れ込みが入らない理由の一つとして、光の不足を挙げています。株が育つ途中でも、葉が受け取る明るさが少ない場所では、新しい葉に穴ができにくいことがあります。

ペンシルベニア州立大学の資料では、置き場所について、日当たりのよい窓の近くで、直射日光ではない明るい光が当たる場所が挙げられています。光が弱い場所では、株が間延びして「leggy」な姿になるとも書かれています。

茎が細長く伸びて葉と葉の間隔が空いてきたなら、光の量を見直す手がかりになります。

待つか、置き場所を見直すか

新しい葉に切れ込みがないとき、次の四つを確かめると、どちらを選ぶか決めやすくなります。

  1. 株全体の大きさが、どのくらいになっているか
  2. 新しく出た葉は、その前の葉より大きくなっているか
  3. 置き場所は、直射日光ではない明るい光が入るか
  4. 茎が細長く伸びて、葉と葉の間隔が空いていないか

とくに二つめが手がかりになります。新しい葉が前の葉より大きくなっているなら、株は育っている途中です。葉の大きさが変わらないまま止まっているなら、光や置き場所のほうを先に見直すことになります。

モンステラの葉先から水滴が出ているときの見方は、モンステラやポトスの葉先から水滴が出るのはなぜ?にまとめています。

一度開いた葉は、あとから切れ込みが増えることはありません。判断の材料になるのは、次に開く葉です。

穴の役割は、まだ決着していません

葉の穴については、風を通しやすくする説や、林の中で不規則に差す光を受けるのに役立つという説があります。今回の資料では、どれか一つに決着していません。

この記事で分からないこと

Sources — 参考文献・原典

※リンク先で、研究の対象や条件を確かめられます。研究結果をすべての植物や状況に当てはめられるとは限りません。