Leaves
観葉植物の葉に茶色い斑点が出る4つの原因と対処方法
一枚の葉に小さな茶色い斑点ができ、数日後には別の葉にも増えています。観葉植物の茶色い斑点には、主に四つの原因があります。病原体による葉斑、水分の偏りでできる浮腫、ハダニなどの害虫、強い光や乾燥による葉焼けです。
斑点だけで病名までは決められません。ただし、輪郭、盛り上がり、細かな点の集まり、葉の先や縁という違いから、最初に行う対処を分けられます。
原因1:病原体による葉斑
真菌などが関わる葉斑では、円形で輪郭が比較的はっきりした斑点や、内側に輪が重なる斑点が現れることがあります。中心だけが乾いて色が変わる場合もあります。古い葉から新しい葉へ斑点が増える、水滴が当たりやすい葉に広がるという経過も、病気を疑う材料です。
ただし、参照した輪状の葉斑の資料にはリンゴを対象にしたものが含まれます。同じ形がすべての観葉植物で同じ病原体を示すわけではありません。
できること。 ほかの鉢から株を離し、斑点が増えているかを記録します。葉へ水をかけるのを控え、鉢へ静かに水を与えて、水はねで葉から葉へ広がる機会を減らします。斑点が急速に増える場合や茎まで傷む場合は、写真と植物名をそろえて診断できる相談先へ確認します。
原因2:水分の偏りで起きる浮腫
水ぶくれのように盛り上がり、時間がたつとコルクのようにざらついて茶色くなる場合は、浮腫(エデマ)が候補です。根が吸う水の量に対して、葉から水が出ていく量が少ないと、葉の細胞が傷んで起こります。葉裏に出やすいこともあります。
浮腫は病原体がうつって広がる病気ではありません。土が長く湿り、気温が低い、湿度が高い、空気が動きにくいといった条件が重なると起こりやすくなります。
できること。 鉢底から水が抜けるかを確かめ、土が湿っている間は水やりを重ねません。鉢同士の間隔を空け、葉の周りに空気が通るようにします。すでにコルク状になった部分は緑へ戻りませんが、新しい斑点が増えるかどうかで環境を変えたあとの経過を見られます。
原因3:ハダニなどの害虫
ハダニの吸汁痕は、最初から大きな茶色い斑点になるとは限りません。細かな白い点が集まり、しだいに黄色や茶色へ変わることがあります。葉裏に小さな点が動く、ごく細い糸が付く場合は、ハダニを疑います。暑く乾いた環境で目立ちやすい害虫です。
できること。 株をほかの鉢から離し、葉裏を中心に水で洗い流します。落としたあとも卵や見落とした個体が残ることがあるため、数日おきに同じ葉と新しい葉を確認します。虫の種類を確かめないまま、広く薬剤をかける必要はありません。
原因4:強い光や乾燥による葉焼け
葉先や葉の縁から乾いて茶色くなる場合は、葉から失う水に根から届く水が追いつかない葉焼けが候補です。急に強い日差しへ移したあと、窓際の一方向だけに斑点が出た場合も、光の変化を考えます。
葉先や縁だけが茶色い症状は、肥料分の蓄積など別の原因でも起こります。観葉植物の葉先が茶色くなるのはなぜ?では、葉先に限られた変化を詳しく整理しています。
できること。 直射日光へ急に移した直後なら、いったん以前に近い明るさへ戻し、明るい場所へ移すときは段階を分けます。土が乾き切っている場合はその植物に合う方法で水を与えますが、茶色い斑点だけを見て、湿った土へさらに水を足さないようにします。
迷うときは広がり方を記録します
- 円形や輪状で、別の葉にも増える:葉斑を疑います
- 葉裏が水ぶくれ状からコルク状へ変わる:浮腫を疑います
- 細かな白い点と、葉裏の虫や糸がある:害虫を疑います
- 光が当たる側や葉先、葉の縁から乾く:葉焼けを疑います
同じ株に二つ以上の原因が重なることもあります。斑点を見つけた日、置き場所や水やりを変えた日、斑点が増えた日を写真と一緒に残すと、変化の速さを比べられます。急速に広がる、茎や新芽まで傷む、株全体がしおれる場合は、見た目だけで判断を続けず、植物の診断ができる相談先へ確認します。
Sources — 参考文献・原典
- ipm.ucanr.eduで読む
- extension.unh.eduで読む
- extension.illinois.eduで読む
- extension.umd.eduで読む
- hort.extension.wisc.eduで読む
- extension.colostate.eduで読む
- uaf.eduで読む
- ipm.ucanr.eduで読む
※リンク先で、研究の対象や条件を確かめられます。研究結果をすべての植物や状況に当てはめられるとは限りません。
