Leaves

観葉植物の葉がベタベタする2つの原因と対処方法

· 最終更新日 2026/8/10

葉に触れると指が少しくっつき、鉢の下の棚までべたついています。主な原因は二つです。アブラムシやカイガラムシなどが出す甘露か、植物が葉先から水を出す溢液です。

棚や下の葉まで広く汚れ、葉裏や茎に虫や殻のようなものがあれば、甘露を先に疑います。水滴が夜から朝に葉先や縁へ並び、周囲まで汚れていなければ、溢液の可能性があります。目の前の株を見た目だけで断定はできませんが、原因によって次の対処は分けられます。

原因1:害虫が出す甘露

葉のベタつきが甘露として広がる流れ

アブラムシ、カイガラムシ、コナカイガラムシ、コナジラミなどは、植物の汁を吸ったあと、糖分を含む透明な液体を排出します。これが甘露です。虫がいる葉より下の葉や、棚、床まで液体が落ちることがあります。

黒いすすのような汚れも手がかりです。甘露の糖分を使って、すす病の菌が表面に増えることがあります。すす状の汚れは害虫が立ち去ったあとにも残るため、今は虫が見えなくても、甘露が出ていた可能性があります。

できること。 まず株をほかの鉢から離し、葉裏、葉脈、茎と葉のつなぎ目を確認します。虫が付いている部分は、水で洗い流すか、湿らせた布で拭き取ります。葉や棚に残った甘露も落とし、数日おきに同じ場所を見直します。虫の種類が分からない段階で、広く薬剤をかける必要はありません。

原因2:葉先から出る溢液

植物自身が葉の縁や先端から水を押し出す現象を、溢液、またはガッテーションと呼びます。土に水が多く、根が水を吸う一方で、夜間に葉から水を逃がす動きが少ないときに起こりやすい現象です。

溢液は、葉先や縁に水滴が並びやすく、夜から早朝に見つかることがあります。水滴には少量のミネラルや糖分が含まれる場合があるため、乾いたあとに跡やわずかなべたつきが残ることもあります。「べたつくから必ず害虫」とは限りません。

できること。 水滴を拭き取り、鉢底から水が抜けているか、土が長く湿ったままになっていないかを確かめます。土がまだ湿っている間は次の水やりを重ねず、その植物に合う乾き方を待ちます。葉が重なって空気が動きにくい場合は、鉢同士の間隔も空けます。

2つを見分ける場所

一つの株で、溢液と害虫が同時に起きる可能性もあります。葉先の水滴だけで判断せず、葉裏と株の周囲も一緒に確認します。

広がるときは害虫を見落としていないか確かめます

虫が見えなくても、若いカイガラムシやコナジラミは小さく、葉裏や茎の隙間に隠れていることがあります。べたつきを拭いても繰り返す、下の葉や棚へ汚れが広がる、葉色が悪くなる場合は、拡大鏡で確認するか、植物に詳しい相談先へ株の写真と経過を見せます。

溢液らしい水滴だけで、葉や茎に傷みがなく、土も乾くなら、まず水やりの間隔を記録して経過を見られます。一方、鉢が長く重いまま、葉が黄色くなる、茎まで柔らかくなる場合は、溢液だけの問題と決めず、根と用土の状態も確認します。

Sources — 参考文献・原典

※リンク先で、研究の対象や条件を確かめられます。研究結果をすべての植物や状況に当てはめられるとは限りません。